マスク着用拒否した利用客に罰金 MTA、14日から開始

 ニューヨーク州都市交通局(MTA)は10日、地下鉄やバスの利用客に対して、マスクを着用することを拒否した場合、50ドル(約5300円)の罰金を科すと発表した。14日から開始する。
 この方針は、MTAの職員がマスクを持っていない利用客にマスクを配布しても、着用しなかった場合に適用される。MTAによると現在、利用者のマスク着用率は約90%だという。
 クオモ知事は同日、公式ツイッターで「ほとんどの人がマスクを着けてくれて感謝している。しかし、ほんの一握りの人がルールを守らないので、罰金制度を導入する」と述べた。
 MTAはこのところ、マスク100万枚を駅構内などで無料で配布し、市内の10駅に自動販売機を設置して個人防護具(PPE)を販売するなど、感染拡大予防対策を強化している。

(Photo / 本紙)

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