米上院、コロナ対策否決 与野党、規模で隔たり

 【ワシントン共同】米議会上院は10日、与党共和党が提案した新型コロナウイルスの追加対策法案で、採決に進むための動議を否決した。共和党は喫緊に必要な支援に絞り込むべきだと大幅に圧縮した対策案への支持を求めたが、野党民主党は不十分だとして反対した。与野党の隔たりは大きく、追加策を実施できなければ回復しつつある景気の足かせとなる。
 共和党は8日、失業給付上乗せ延長や学校再開支援などを盛り込んだ限定的な対策案を発表。米メディアによると対策案は数千億ドル(数十兆円)規模にとどめた。民主党は州政府支援や追加の現金給付など2兆ドル規模の対策が必要と主張している。

最新のニュース一覧はこちら

タグ :  ,