コロナワクチン均等分配で死亡減 ゲイツ氏財団が報告書

 【ポートランド共同】米IT大手マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏と妻の慈善団体「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」は14日、新型コロナウイルス感染症のワクチンを世界各国の人口に応じて均等に分配すれば、高所得国が優先的に入手する場合に比べて大幅に死亡例を減らすことができるとする報告書を公表。経済力ではなく必要性に応じてワクチン分配を進めるよう国際社会に呼び掛けた。
 報告書の米ノースイースタン大の分析は、当初のワクチン30億回分のうち(1)20億回分を高所得の約50カ国が入手(2)30億回分を各国の人口に応じて均等に割り当て—の二つのシナリオを想定した。

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