故ギンズバーグ氏はブルックリン子 地元に根付く「不屈の精神」

 18日に死去した米最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグ氏は1933年ブルックリン区生まれ。公立(PS)第238校を卒業後、ジェームズ・マディソン高校に進んだという根っからのブルックリン子だった。ニューヨークタイムズが20日、報じた。

 住んでいたのは同区ミッドウッドの東9丁目にある2階建ての家。「この界隈では語り草になっている」と近くに住むジョセフ・ドリンソンさんは話す。「友人のお兄さんがデートしたこともある」と続けた。ギンズバーグ氏死去のニュースが広がると、家やジェームズ・マディソン高校には仮設の記念碑ができ、メッセージや花に混じって、アクション・フィギアも登場。「この週末は弔問者の途絶えることがなかった」と、その家に1969年から住んでいるというダイアナ・ブレンネイセンさんは語る。

 高校ではチアリーダーとして活躍。キキ・ベイダーとして知られた。クラスメートだったポーラ・エバンスさんは「素晴らしい人格者。何事にも本当に積極的だった」と振り返る。高校にある模擬法廷にはギンズバーグ氏の名前が付けられている。教鞭をとるナンシー・リチャーズさんは「生徒たちは幾多の困難を乗り越えて進んだギンズバーグ氏の不屈の精神を学んでいる。これからは、私たちが進んで行かなければ」と前を向いた。

ジェームズ・マディソン高校のインスタグラム(@jmhsbklyn)より

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