3月から閉鎖が続くニューヨークのコメディークラブを再開させようと、クイーンズ区選出のマイケル・ジアナリス州上院議員(民主)が複数の条例案を提出した。ニューヨークポストが22日、報じた。
その1つは、コメディークラブをレストランと同等に扱う案。定員の25%で屋内営業を再開することになる。もう1つは、ボーリング場などと同等に扱う案。飲食はできないが、定員の50%まで入場することができるようになる。さらに「屋外スペースを併設するクラブは、即時に再開可能とすべきだ」とジアナリス議員は主張。「コメディークラブがレストランやボーリング場に比べてリスクが高いという考えは理解し難い。閉鎖を続ける理由はない」と訴えている。
コメディークラブのオーナーや関係者はこの条例案を支持。ニューヨークを拠点に活動するコメディアンのクリスチャン・フィネガンさんは、「裏庭や駐車場では毎夜、コメディーショーが開催されている。屋内での活動が許可されないのでは混乱するばかりだ」と不満をあらわにした。
ニューヨーク州のクオモ知事は先週、「リスクの低い、必要不可欠な事業から再開する」と発言。コメディークラブ再開に否定的な立場を表明している。同州ではコメディークラブの他、映画館および劇場の再開の目処が立っていない。
最新のニュース一覧はこちら
——————————————————————————————————————————-