ニューヨーク州議会議員選に出馬する女性候補の数が今年、史上最多となった。ポリティコが24日、報じた。
今年の選挙では、合計119人の女性候補が主要党の支持を得て、213議席を争う。これまでに最も女性候補者の数が多かったのは、2018年の105人で、次いで06年の91人だった。男性候補が大多数を占める共和党では、151人の候補のうち31人が女性となり、前回の26人から5人増えている。民主党では199人の候補者のうち、88人が女性。16年には80人、12年には45人に過ぎなかった。下院選民主党候補は、150議席の獲得を目指し出馬した141人のうち、46%にあたる65人が女性候補で、州の歴史上、もっとも完璧な対比に近づいているという。今年は、対立候補がいない、また対立候補も女性であるなどの理由で、少なくとも62人の女性候補の当選が確実と同紙は予想。さらに男性候補を相手に戦う25人の女性候補が、理論的に所属政党が勝利可能な選挙区から出馬している。そのうち9人以上が当選すれば、史上初めて、議会の3分の1を女性が占めることになる。これまで、議員に出馬できるのは、裕福で権力のある者と考えられてきたが、ソーシャルメディアの活用など、選挙運動の様式が変わったことが、ほんの数年前までは出馬を考えたことのなかった候補者の扉を開くきっかけとなったものと思われる。
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