米特使、新STARTは延長可能 ロシアの出方次第、来年2月期限

 来日中のビリングスリー米大統領特使(軍備管理担当)は29日、来年2月に期限切れとなる米国とロシアの間の新戦略兵器削減条約(新START)の延長協議について、米側が提示した条件をロシアがのめば、11月の米大統領選までの合意もあり得るとの見方を示した。オンラインの記者会見で語った。

 米国は全種類の核弾頭を制限対象とし、中国も参加させる次期軍縮条約の「枠組み合意」の受け入れをロシアに求めているが、米ロの立場には隔たりがあり、今後の交渉で折り合えるかどうかが焦点となっている。(共同)

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