討論会でトランプ氏極右非難せず 劣勢挽回へ投票妨害増加の懸念

 【ワシントン共同】トランプ米大統領が11月の大統領選に向けた9月29日の候補者討論会で、台頭する白人至上主義者のほか、暴力やヘイトスピーチが問題化している親トランプ氏の極右組織「プラウド・ボーイズ」を明確に非難しなかったことに批判が広がっている。組織側は30日、大統領のお墨付きを得たと活気づき、トランプ氏の劣勢挽回を狙う投票妨害の増加が懸念されている。
 中西部オハイオ州クリーブランドでの討論会で民主党候補バイデン前副大統領から極右の具体名を挙げて非難するよう迫られたトランプ氏は「プラウド・ボーイズ、一度引いて待機せよ」とだけ発言した。

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