ウィズコロナの状況下、ハロウィーンがやってくる。ニューヨークの今年のハロウィーンについて、ウォール・ストリート・ジャーナルが3日、報じた。
マンハッタン区アッパーイーストサイド在住のアリソン・キアラモンテさんは「トリック・オア・トリート」を取り止めた。友人家族と屋外パーティーを企画し、包装済みのキャンディーを配る。「子どもたちは仏頂面をしているが、少なくとも楽しめるのだから」。がっかりしている大人もいる。同区グリニッジビレッジで毎年開催される人気のハロウィーンのパレードが中止になったからだ。主催者は40人のアーティストに化身(人形)の制作を依頼。ハロウィーン当日、ビデオを公開するという。
米疾病対策センター(CDC)は「トリック・オア・トリート」を「高リスクな行為」としているが、トライステートエリアの州知事は禁止していない。「マスクや手袋はつきものだから、90%の感染対策はできている」と楽観的なコネチカット州のラモント州知事もいる。ニューヨーク州のクオモ知事はお化け屋敷も入場制限付きで許可している。だから、恒例の行事を敢行する親も少なくない。住民も準備に余念がない。ニュージャージー州メープルウッドのコリーン・マックリンクさんは、プラスチックのパイプでキャンディーを遠くから供給する装置を作り、社会的距離を保ちながら子供たちを待ち受ける。
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