【ニューヨーク共同】米ニューヨークの連邦高裁は7日、ニューヨーク州検察当局がトランプ大統領による不倫相手への口止め料支払い疑惑捜査の過程で納税申告書を含む財務記録の開示を求めた訴訟の差し戻し審で、改めてトランプ氏側に提出を命じた。トランプ氏側は上訴するとみられ、11月の大統領選前の開示は難しいとみられる。AP通信が伝えた。
トランプ氏は大統領の免責特権を盾に、歴代大統領が慣例としてきた納税申告書の開示を拒否。検察が悪意から「大統領に嫌がらせ」をしようとしたと主張したが、高裁は「トランプ氏の主張はそうした結論を出すのに十分でない」と退けた。