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デブラシオ市長は7日、新たな低価格住宅を建設するために、洒落たショップ、アートギャラリー、石畳の通り、数百万ドルのロフトが建ち並ぶマンハッタン区の高級エリア、ソーホーで、土地利用の再区分(再ゾーニング)を行う計画を発表した。ニューヨークタイムズが同日、報じた。
市長は、ソーホーの土地利用規制を変更し、約800戸の新たな住宅を生み出す計画だという。市ではこれまで、高級エリアが再ゾーニングの対象となることはなく、再ゾーニングの対象となっていたのは主に低所得者層地域。街の高級化に反対する長年の居住者との緊迫した対立を引き起こしていた。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックにより再形成されつつある市では、ソーホーでの計画が、市の開発に対する取り組み方が変わるきっかけとなる可能性があり、富裕層のエリアがもはや聖域でなくなることを意味するものかもしれないと指摘する声もある。
また、この問題は、2021年の次期市長選の主要なテーマとしてすでに浮上しており、有力候補である、ブルックリン区のエリック・アダムス区長およびスコット・ストリンガー市会計監査官がこのほど、ソーホーの再ゾーニングへの支持を表明している。市長室によると、かつて工業地帯であったソーホーおよび隣接するノーホーのゾーニング規制は、半世紀にわたり更新されてないという。

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