邦人殺害のIS戦闘員を起訴 米司法省、シリア事件の2被告

 【ワシントン共同】米司法省は7日、日本人や米国人、英国人をシリアで人質に取って殺害したなどとして、過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員2人を起訴したと発表した。フリージャーナリストの後藤健二さんや湯川遥菜さんの殺害に関与したとされ、2015年に米軍の空爆で死亡した覆面男「ジハーディ(聖戦士)・ジョン」の通称で知られた英国人モハメド・エンワジ容疑者の仲間。

 米紙ワシントン・ポストによると、戦闘員2人は米国に移送され、7日(日本時間8日)に裁判所に出廷する見通し。

 人質の首に刃物を当て殺害を予告する映像は世界に衝撃を与え、ISの残忍さを象徴してきた。