米大学の2氏にノーベル経済学賞 オークション理論で

 【ストックホルム共同】スウェーデンの王立科学アカデミーは12日、今年のノーベル経済学賞を米スタンフォード大のポール・ミルグロム教授(72)と同大のロバート・ウィルソン名誉教授(83)に授与すると発表した。「オークション理論の改善と新たな形式の発明」が理由としている。

 経済学賞はノーベル賞で唯一、日本人に授与されていないが、20年も実現しなかった。ノーベル賞を日本人が受賞しなかったのは3年ぶり。

 2氏はさまざまなルールに基づくオークションの理論の確立に貢献。新手法も開発し、1994年に米当局が無線周波数の入札で活用して以降、多くの国で用いられているという。

2020年のノーベル経済学賞の受賞が決まったロバート・ウィルソン氏(左)とポール・ミルグロム氏(スタンフォード大提供・共同)

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