市長は屋外トリック・オア・トリートを推奨 それでも親は及び腰

 いよいよ、明日はハロウィーン。ニュージャージー州などでは、トリック・オア・トリートを禁止する市町村もある。ニューヨークのデブラシオ市長は「子どもたちには、当然楽しんでもらいたい 」と屋外のトリック・オア・トリートを推奨して背中を押すが、それでも親は及び腰だ。ニューヨークタイムズが30日、報じた。

 スタテン島在住のホリー・ボナーさんには、6歳と7歳の娘がいる。「人が密集する可能性がある。安全とは思えない」と、今年は外出を取り止めた。自身、がんを患ったことがあり、リスクが高いことも原因の1つ。家の中で、宝探しやゲームをして楽しむ予定だ。

 ブロンクス区に住むクリスチャン・フォスターさんも、「過去6ケ月、『来年は大丈夫だから』と言い続けてきた。かわいそうだが現実は厳しい。安全第一」と、2人の学齢児童に今年のハロウィーンを諦めてもらうことにした。ブルックリン区パークスロープのテッド・ロスさんは3人の子どものトリック・オア・トリートを直前になって取り止めた。その代わり、屋外スペースを借り、友達を招待して小パーティーを行う。

 米疾病対策センター(CDC)は、トリック・オア・トリートは「高リスク」、屋外のパーティーや映画鑑賞も「中程度のリスク」として警戒を呼びかけている。

ブルックリン区で撮影(Photo: Yurika Fukagawa / 本紙)

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