コロナ禍で、ニューヨークは今年、例年と異なるホリデーシーズンを迎えることになりそうだ。ウォール・ストリート・ジャーナルが9日、報じた。
メーシーズの感謝祭パレードは実施されるものの、テレビ中継のみ。フロートやバルーンは、観客なしで、ヘラルドスクエアにあるメーシーズ旗艦店の前を通る。ロックフェラーセンターのクリスマスツリーも同様、12月2日の点灯式はテレビ中継のみとなる。一般公開も規制される。ラジオシティ・ミュージックホールのショー「クリスマス・スペクタキュラー」やリンカーンセンターのシティ・バレー団による「くるみ割り人形」は中止となった。ブロードウェイの劇場街も火が消えたまま。ただ、2019年のトニー賞に輝いた「ヘイディズタウン」のキャストがホリデーアルバムを20日にリリースする
ランドールズ島では光のイベント「ルミノシティー」が27日からオープン。ブライアントパークの「ウィンタービレッジ」も10月末から始まっているが、観光客は期待できず、観客数規制もあって、気勢が上がらない。
サンタも今年は登場する幕がなさそう。メーシーズでは毎年開催している「サンタランド」をデジタル版で実施。ハドソンヤードでは22日から200万個を超える電球でライトアップが始まるが、ここでもサンタはデジタル版になる。