米、政権移行期の長官解任に懸念 国防総省に動揺も、引き継ぎ課題

 【ワシントン共同】米大統領選で敗北が確実となった共和党トランプ大統領が9日にエスパー国防長官を電撃解任したことを受け、議会では「政権移行期の米国を敵国からの危険にさらす」と懸念が高まった。国防総省内にも動揺が広がったもようだ。後任のミラー長官代行はわずか数カ月で次期政権に職務をバトンタッチすることになりそうで、十分な引き継ぎができるかも課題となる。
 下院軍事委員会のスミス委員長(民主党)は声明で、このタイミングでの国防長官解任は「敵国を勇気づけるだけだ」として、トランプ氏の決断を「子供じみているだけでなく無謀だ」と批判した。

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