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マンハッタン区アッパーウエストサイドの毛糸屋、「ニッティーシティー」の創業者、パール・チンさんが10月27日、マンハッタン区内で死去した。71歳だった。死因は、肺がんの合併症。ニューヨークタイムズが12日、報じた。
チンさんは1949年、中国からサンフランシスコに向かう船の中で生まれた。テキサス州ヒューストン市で育ったが、ハワイ大学で知り合ったアービン・チンさんと結婚し、ニューヨークに移住。タイム・ワーナーで働いた。妊娠中に趣味で始めた編み物のとりことなり、 2006年にニッティーシティーをオープン。「毛糸のことより、毛糸を使う人の事を考えた。毎日来てもらえるような店作りを心がけた」という。その通り、編み物好きが集う、心温まる場所として人気を博した。
今年春、新型コロナウイルスがまん延し始めると、店を閉鎖。8月にがんが見つかり、ニューヨーク大学ランゴーンメディカルセンターで治療を受けていた。店は息子のザッカリーさんや娘のジュリーさんが引き継ぎ、この夏、営業を再開した。
「毎日15分、編み物をすれば、人生が変わる」がモットー。「毛糸の中に自分の思いを織り込むことができる」とインタビューの中で答えたこともある。「母は、編み物に心を癒やす力があると信じていた」とジュリーさんは語っている。
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