米、中国の行動に懸念表明 東アジアサミット

 【ワシントン共同】日米中韓や東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国など18カ国が参加した14日の東アジアサミットで、トランプ米大統領の代理で出席したオブライエン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、中国を名指しして「メコン地域や南シナ海における平和や安定、主権を脅かす行動」に懸念を表明した。
 今回のサミットはオンライン形式で開かれ、南シナ海情勢を巡って多くの国から懸念が示された。菅義偉首相も中国を念頭に「法の支配、開放性と逆行する動きが起きている」と表明。対中圧力を強める米国は、カンボジアなどメコン川流域国への中国の影響力拡大も警戒している。

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