日米、初のICBM迎撃実験成功 共同開発、イージス艦から実証

 【ワシントン共同】米国防総省ミサイル防衛局は17日、日米が共同開発している迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」が初めて大陸間弾道ミサイル(ICBM)迎撃実験に成功したと発表した。ヒル局長は声明で「SM3ブロック2Aを搭載したイージス艦が迎撃できることを実証した」と強調した。日米が開発したミサイルの能力の高さが証明された形だ。
 バイデン前副大統領の政権への交代を控えている中、ICBM開発を進める北朝鮮をにらんで米ハワイや米本土の防衛能力を示す狙いがあるとみられる。米国がSM3ブロック2Aの運用にこぎ着ければ、対ICBM迎撃の手段を格段に向上させることになる。

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