RELATED POST
新型コロナウイルス感染の第2波が押し寄せているニューヨーク市。市内の病院は入院患者急増を見越して、準備を行っている。ゴッサミストが28日、報じた。
「『通常通り、忙しい』から『多少、無理をしている』という状態」と説明するのはローラ・イアビコリさん。市のNYCヘルス・アンド・ホスピタルズ(HHC)で、緊急対応体制づくりを担当する。「コロナ患者受け入れに備え、ネットワーク内11軒の病院の2軒から、集中治療室の患者を移送した」。第1波を乗り越えた経験から、準備万端だという。個人用防護具(PPE)も州が定めた90日分の在庫を確保した。
しかし現場からは不安の声も聞こえる。ブロンクス区のモンテフィオーレ病院で緊急治療室を担当する看護師、ミッシェル・ゴンザレスさんは「3人の患者を担当している。通常は1〜2人。人手不足は明白」と指摘。ウエストチェスター郡ニューロシェルのモンテフィオーレ病院で 43年勤務のベテラン看護師、キャシー・サントームマさんは「春に助けになった遊軍看護師は、すでに他州に流れている」と顔を曇らせる。クイーンズ区にあるエルムハースト病院の緊急治療室の医師でもあるイアビコリ氏も「現場スタッフは皆、献身的」としながらも「不安感とコロナ疲れは否めない」と語る。

>>> 最新のニュース一覧はこちら <<<
RECOMMENDED
-
「1人暮らし」はつらいよ NYの生活費、全米平均の3倍
-
塩、コーヒー、教科書まで軒並み値上がり トレジョの卵は一人1パックまで
-
NY名物のステーキ、ずばりオススメの店は? セレブ御用達や「フライドポテト食べ放題」も
-
アメリカでいちばん人気の犬の名前は「ルナ」 3年連続でトップ、日本名との違いは?
-
NY初の「バンダイ」体験型施設に潜入!200台を超えるガシャポンに、アメリカ初のゲーム機も
-
連載『夢みたニューヨーク、住んでみたら?』Vol.10 ニューヨーカーはなぜ「手ぶら」で歩く?
-
実は面白い “トレジョ” のアート、ディスプレイからパッケージまで「気が付かないのはもったいない」
-
NYの江戸前すし店「すし匠」の魅力は 「すしで息する」中澤さんのこだわり技
-
無料で雑誌「The New Yorker」の世界にどっぷり浸れる、今行くべき展覧会
-
マンハッタンの中心地に「独立系レコード屋」 1号店からわずか3分先にオープン