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2020.12.03 NEWS NY

チェンバーミュージック・ソサエティ 100人超の団員で台湾ツアーを決行

 チェンバーミュージック・ソサエティ・オブ・リンカーンセンターは2日から台湾ツアーを決行し、10ケ所で公演する。ウォール・ストリート・ジャーナルが1日、報じた。
 同楽団には100人超が参加。ベートーベンやハイドンといった多様な作曲家の作品を奏でる予定だ。新型コロナウイルスの感染が世界中に広がる中、ミュージシャンが海外ツアーに出るのは稀なこと。マンハッタン区リンカーンセンターでの公演は全て中止となっており、インターネットを通じた活動で食いつないでいた。台湾出身のウー・ハン共同芸術監督は「公演は1年前から決まっていた。向こうからキャンセルしない限り、こちらからキャンセルすることはない」と説明している。
 台湾に加え、日本や中国でも公演する予定だったがいずれも中止に。台湾のコロナ感染率は低く、会場が閉鎖されていないため、「なんとか実現させたい」と現地プロモーターが公演回数を増やすなどの努力を重ねた。その1人、セレナ・フーさんは「今年で4年目の年中行事。継続することは生きている証になる」と語っている。
 とはいえ、台湾も海外からの渡航者に14日の自主隔離を義務付けている。楽団員はまず、この規制に従う。それでも行くのかの質問にウー氏は「管弦楽のミュージシャンは変わり者が多いから」と答えた。
 

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