NYフィル、音楽家の基本給を25%減 METオペラは給与減額巡って従業員の就労を拒否

 米国を代表する管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック(NYフィル)は7日、音楽家の基本給を25%減額すると発表した。新型コロナウイルスの影響で来年6月中旬までの全ての公演の中止を決定している。

 7日付のニューヨークタイムズによると、NYフィルと音楽家らは約4年間の労働契約を結んだ。2023年8月31日まで25%の減額を続け、その後契約期間が終了する2024年9月20日までは徐々に増額する予定だという。

 ニューヨーク市ではこのところ、文化施設の給与削減や解雇が続いている。メトロポリタンオペラは7日、30%の給与減額に同意しなかった、労働組合に属する劇場の舞台係らの就労を拒否する意向を示している。

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