配車サービス大手のウーバーが10日、運転手や配達員に新型コロナウイルスのワクチンを優先的に摂取するようクオモ知事に要請したことが明らかになった。amニューヨークが同日、報じた。
ウーバーのCEO、ダラ・コスロシャヒ氏は同日、クオモ知事に宛てた書簡の中で、「ニューヨークにいるウーバーの運転手や配達員の約21万人は最前線で働く労働者。早くワクチン接種を受けることが大事」として接種の優先順位を、医療関係者に続く第2段階にするよう求めた。また同氏は、運転手が早くワクチン接種を受けることによって、運転手と接触する機会の多い有色人種の感染を防ぐことができると主張した。
一方、クオモ知事は10月、米疾病予防管理センター(CDC)の指導の下、医療関係者や高齢者施設に住む人を最優先にワクチンを接種し、第2段階として学校関係者などを優先すると発表している。