米、中国通を登用し構造問題是正通商代表起用のタイ氏

米、中国通を登用し構造問題是正　通商代表起用のタイ氏

12/11/2020

　【ワシントン共同】バイデン次期米大統領は通商代表部（USTR）代表に議会法律顧問のキャサリン・タイ氏を起用する。中国通として知られる実務家を通商交渉の責任者に登用。中国に知的財産権侵害や産業補助金といった構造問題の是正を迫る考えだ。日本にも協力を求める可能性がある。
　バイデン氏は中国が米国のハイテク技術を侵害したり、補助金によって中国国内の産業を優遇し、国際競争を阻害したりしていると問題視。トランプ政権は米産品の輸出拡大を絡めるため２国間協議で是正を迫ったが、国際協調を重視するバイデン氏は同盟国と連携して対処する方針だ。