米で国防権限法案が議会通過 駐留米軍削減にブレーキ

 【ワシントン共同】米上院本会議は11日、2021会計年度(20年10月~21年9月)の国防予算の大枠を定める国防権限法案を賛成多数で可決、法案は議会を通過した。トランプ大統領は奴隷制容認を想起させる米軍基地名の変更規定の削除を求めたが、上院は応じず、下院に続き大統領拒否権を覆すのに必要な3分の2以上が賛成した。同氏が署名するかどうかが焦点だ。
 大統領選で敗北したトランプ氏はアフガニスタンやイラクでの兵力削減を決定。駐留軍削減の公約を駆け込みで実行することで保守層への影響力維持を狙うが、法案は性急な削減にブレーキをかけた。

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