ニューヨーク州のクオモ知事にセクハラ疑惑が持ち上がった。ニューヨークタイムズが13日、報じた。
「(クオモ氏から)職歴を問われるのか、外見でハラスメントを受けるのか」とツイートしたのはリンゼ—・ボイランさん(36)。州経済開発局の副局長および知事顧問だったことがある。「それとも同じ会話の中で、両方起こるのか」と続けたものの、その後口をつぐんで、具体的な内容については明らかにしていない。度重なるコメントの求めにも応じていない。ただ、別のツイッターに「ジャーナリストと話すつもりはない」と投稿し、「(ハラスメントに関して)話して思い返すのは、身の毛がよだつ」としている。
ボイランさんはアッパーウエストサイド選挙区の連邦下院議員選挙で落選した後、最近、マンハッタン区長選に出馬している。「クオモ氏の下で働くのは、ストレスがたまり、限りなく気が滅入る」など、折に触れて批判している。12日も、バイデン次期大統領がクオモ氏を司法長官候補に考えているとの報道が流れると、「不道徳で、コントロールできない」「私を含め、他人を利用する」とツイートして、再考を促している。
ニューヨーク州のケイトリン・ジロアード報道官はこのセクハラ疑惑に関し、「事実無根」と否定している。