東京都は17日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、4段階で示す医療提供体制の警戒度を最高レベルの「逼迫している」に初めて引き上げた。都内では同日の新規感染者が2日連続で過去最多の822人となった。国内の感染者も3200人超で過去最多を更新し、各地で病床逼迫への懸念が強まっている。
東京都の小池百合子知事は17日午後に臨時記者会見を開き、医療提供体制の状況に「これまで以上の危機感を持つ必要があり、今こそ命を守る観点で共有したい」と述べ、「年末年始コロナ特別警報」と銘打ち、感染拡大防止を呼び掛ける考えを示した。(共同)