ブルックリン区ブラウンズビルを管轄するニューヨーク市警察(NYPD)第73警察管区は12月初旬、コミュニティと連携して治安を改善することを目的としたプログラム「ブラウンズビル・セーフティー・アライアンス・パイロット」を実施した。
同プログラムは12月8日〜12日、同地区のマザー・ガストン・ブルーバード通りで、警官による警備を中止し、代わりに地域の危機管理グループや暴力防止団体が警備しながら、雇用や教育、住宅サービスを案内するというもの。犯罪や銃撃事件が多い同地域で、警察による人種差別的な取り締まりや、衝突を防ぐことを目的に考案された。
実施期間に大規模な事件や犯罪は報告されておらず、同管区のNYPDおよびプログラムの関係者らは「皆さんの協力のおかげで成功しました。これが将来、警備のモデルになることを期待しています」述べた。