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ニューヨーク州都市交通局(MTA)は、コロナ対策に試行錯誤を続けている。ウォール・ストリート・ジャーナルが3日、報じた。
MTAの年間予算は170億ドル(約1兆7500億円)。130万ドル(約1億3000万円)を紫外線(UV)による消毒システムの開発に充てた。ところが器具を設置するのに手間取るなどの理由で、実用化には至らなかった。ウイルスに数週間効果があるという触れ込みの消毒スプレーは、77万5000ドル(約7960万円)を費やしたところで、効果がないことが判明。現在、UVと電界を併用したシステムを試験中だ。電界による空気清浄化は、人体に悪影響があるとする専門家もいる。「行き当たりばったりというのが正直なところ」とチーフ・イノベーション・オフィサー、マーク・ダウドさんは頭をかく。
これに対し、コネチカット州交通当局はエール大学に分析とアドバイスを依頼。UVは車両の消毒には不適切との結論を得て、マスク着用の徹底や社会的距離の確保に力を注いだ 。空調設備のフィルターを高性能なものにすることも検討中だ。
ダウドさんは、乗客のリスク軽減に新技術の開発が不可欠と強調。メトロノース鉄道では昨年11月、車両内スペースを知らせる電話アプリを導入した。同鉄道のキャサリン・リナルディ社長も「安全だと説得できなければ、利用客は戻ってこない」と語っている。

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