【ワシントン共同】新型コロナウイルス感染症ワクチンの接種が始まった米国で、本来は3〜4週間後に受ける2回目を遅らせて、浮いた分を1回目に回そうとの議論が起きている。これを受けて米食品医薬品局(FDA)は4日、「十分な科学的証拠がない。国民の健康に逆効果になりかねない」として、2回の接種は規定通りに行うべきだとの声明を出した。
米国に先んじて接種を始めた英政府が、2回目を遅らせることで多くの人に早く1回目を接種する方針を発表していた。
FDAは2製品について、3〜4週間を置いて2回接種するよう求めている。