米LA、心肺停止は搬送見送りも 応急措置で蘇生兆候なければ

 【ロサンゼルス共同】米ロサンゼルス郡当局は5日までに、新型コロナウイルスの感染再拡大による医療体制の逼迫を受け、心肺が停止し、応急措置を施しても蘇生する兆候が認められない患者の救急搬送を控えるよう関係部署に通達した。酸素吸入も酸素飽和度が一定水準以下の患者に限定するよう求めている。米メディアが伝えた。

 保健当局者は「多くの病院は危機的な局面を迎えており、患者対応で厳しい判断を迫られている」と危機感を示した。

 ロサンゼルス郡を含むカリフォルニア州南部では集中治療室(ICU)の収容余力が0%となっており、医師や看護師も不足している。

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