【ニューヨーク共同】今年末に任期を迎える国連のグテレス事務総長は、来年1月からの2期目の続投を目指す意向を表明した。ドゥジャリク事務総長報道官が11日の記者会見で明らかにした。続投の意向は、既に国連総会議長や安全保障理事会の常任理事国に通知したとしている。
事務総長は安保理の推薦に基づき、総会が任命する。2期10年務めるのが通例だが、過去には米国が安保理で拒否権を行使し、再選を阻んだ例がある。
事務総長の選出を巡っては、これまで安保理の5常任理事国を中心に「密室」で行われてきたとの批判が強く、国連は選出の透明性を高めようと改革に乗り出している。