トランプ大統領支持者らによる6日の連邦議会襲撃事件は、トランプ氏の扇動がきっかけとされている。議会という米国政府を武力で攻撃する国内テロリズムで、政府を転覆させようとするクーデター未遂だ。まず、この認識を確認することが大切だ。amニューヨークが11日、社説を発表した。
この襲撃事件は、9.11同時多発テロを連想させられる。その際の反応は素早かった。民主党も共和党も、進歩派も保守派も、ブルーステートもレッドステートも一致団結して正義のために立ち上がった。ところが今回はどうだろう。党派により反応が異なっている。スタテン島やブルックリン区の一部選出のニコール・マリオタキス下院議員を含む共和党の多くはそっぽを向いている。
連邦捜査局(FBI)は11日、20日の大統領就任式を襲撃する計画があると警告。首都ワシントンと全50州の州都に対する武力攻撃の可能性も示唆している。同社説では、「この国を愛する人は党派を問わず、米国憲法を維持し、保護し、守るために」1日も早く、立ち上がるべきだ」と訴え、「一致団結してトクーデターを阻止することが必要だ」と述べている。それでこそ、「忠誠の誓い」がうたう「万民のための自由と正義を備えた、神の下の分割すべからざる一国家」として癒やされ、再建されるのである。