米国連大使の台湾派遣中止 政権移行で全ての公式訪問

 【台北、ワシントン共同】米国務省は12日、政権移行期を理由に、国外への全ての公式訪問を停止すると発表した。台湾外交部(外務省)は13日、クラフト米国連大使も訪台できなくなったとの認識を示し、派遣中止に「理解と尊重」を表明した。中国の国連加盟を受けて台湾が追放された1971年以降、米国連大使による初の訪台となるはずだっただけに、台湾側の落胆は大きい。
 蔡英文政権はクラフト氏の訪台により「台米のパートナーシップ関係は一層高まる」として、国際社会との関係強化にもつなげたい考えを表明していた。台湾外交部は「将来適切な時期の訪問を歓迎する」と表明した。

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