「NYの芸術と娯楽産業を復活する」 クオモ知事が暫定措置を発表

 ニューヨーク州のクオモ知事は12日、パンデミックによる経済危機から回復し活気づけるためには、芸術と娯楽産業を早急に復活させる必要があるとし、いくつかの文化的イベントの短期間での再開など、一連の暫定措置の開始を発表した。ニューヨークタイムズが同日、報じた。

 官民パートナーシップ、ニューヨーク・アーツ・リバイバルは、2月4日から、エイミー・シューマーさんやヒュー・ジャクソンさんなど150人以上のアーティストをフィーチャーしたポップアップ公演を開始する。

 また、州は自由席の会場でソーシャルディスタンスを保ったパフォーマンスを安全に開催する方法を模索するための試験的プログラムを開始、1000人以上のアーティストの復帰支援と地元の芸術団体に資金を提供する補助金のために、メロン財団とパートナーシップを組む。

 計画は、ハドソン川のダウンタウンに建設中の埠頭公園、「リトルアイランド」のオープン、6月に20周年を祝うトライベッカ映画祭によりクライマックスを迎える。知事は、ウイルスの感染率が低い地域の飲食店や劇場を訪れる前に、入場者が簡単にウイルス検査が受けられるよう、ポップアップ検査所の開設など、短時間で結果がわかる検査の拡大を望んでいる。9日のバッファロービルズの試合では、約7000人の観客に試験的に検査が実施された。

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