【モスクワ共同】米国のバイデン政権が2月5日に期限が切れる米ロの新戦略兵器削減条約(新START)を5年間延長する新方針を示したことを受け、ロシアのペスコフ大統領報道官は22日「歓迎する」と表明し、提案を待って詳細を吟味する考えを示した。ロシア外務省のザハロワ情報局長は「直ちに協議入りする用意がある」と述べた。ロシアが求める「無条件の延長」に米側が応じるかどうかが焦点だ。
ロシア外務省はバイデン大統領の就任式が行われた20日、新STARTに関する声明を発表し、「前提条件なしに、当初の形のままでの延長」を提案。延長期間は5年間が望ましいとした。