黒人初の米国防長官が就任 オースティン氏、対中国が焦点

 【ワシントン共同】米上院本会議は22日、米軍を統括する国防長官にロイド・オースティン退役陸軍大将(67)を充てる人事案を賛成多数で承認した。オースティン氏は同日就任し、黒人初の国防長官となった。人種的多様性を重視するバイデン政権で象徴的な存在。急速な軍拡を続ける中国への対応が焦点となり、日本を含む同盟国との関係強化に取り組む。

 オースティン氏は22日、ツイッターに「アフリカ系米国人初の国防長官となるのを誇りに思う。仕事に取り掛かろう」と書き込んだ。米軍関係者宛ての声明も発表し、職務遂行を後押しするため「同盟国やパートナーとの協力を重視する」と表明した。

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