【ワシントン共同】バイデン米大統領は27日、地球温暖化に伴う気候変動問題を、米国の外交と国家安全保障の柱に据えるとの大統領令に署名する。温室効果ガス排出削減で世界を主導するため、4月22日に主要排出国の首脳らが参加する会合を開催する。ホワイトハウスが27日、発表した。
温暖化対策に後ろ向きで、国際枠組みの「パリ協定」から離脱したトランプ前政権からの転換を強調する。バイデン氏は20日の就任初日にパリ協定復帰を国連に申請しており、27日の大統領令では、パリ協定で求められる米国の排出削減目標の策定に着手するよう、政府内に指示する。(共同)