米上院、共和多数が弾劾中止要求 裁判向けた手続き、有罪困難視も

 【ワシントン共同】トランプ前米大統領(共和党)の2回目の弾劾裁判に向けた手続きが進められた上院で26日、既に大統領を退いたトランプ氏の弾劾裁判を開く憲法上の根拠はないとして、共和党議員が中止を求めて異議を申し立てた。民主党議員と一部共和党議員の反対で否決されたが、共和党の大多数が中止に賛成しており、米メディアでは有罪評決を困難視する見方が出ている。

 2月9日に始まる見通しの弾劾裁判は、有罪評決となるには出席議員の3分の2が賛成する必要があり、共和党の17人の造反が最低ライン。26日の異議に反対した共和党議員はわずか5人で、賛成45、反対55だった。

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