Published by 共同通信
【ワシントン共同】米国のサキ大統領報道官は28日の記者会見で、パキスタンの最高裁が2002年に同国で米紙記者が誘拐、殺害された事件の主犯格とされた被告の釈放を命じたことについて「強い怒りを覚える」と不快感を表明し、米当局による訴追に向け、早急に法的環境を整えるように協力を求めた。
ブリンケン国務長官も声明を発表し「深刻な懸念」を表明した。
パキスタン最高裁は28日、ウォールストリート・ジャーナル紙のダニエル・パール記者=当時(38)=殺害事件の主犯格とされたイスラム過激派活動家アフメド・オマル・サイード・シェイク被告の釈放を命じた。