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【ブリュッセル共同】国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)予審判事部は5日、イスラエル占領下にある東エルサレムやヨルダン川西岸などにICCの管轄権が及ぶとの判断を示した。パレスチナはICC加盟、イスラエルは非加盟でベンスダ主任検察官が判断を求めていた。現地でのイスラエル軍事作戦に絡む本格的な戦争犯罪捜査に道が開けた。
判断は多数決で決定。パレスチナ自治政府は判断を歓迎し、イスラエルのネタニヤフ首相は「政治的だ」と反発。イスラエルの後ろ盾である米国のプライス国務省報道官も「深刻な懸念」を示した。
ICCはパレスチナ自治区ガザにも管轄権が及ぶとした。