米元艦長、えひめ丸遺族らに謝罪

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 【ホノルル共同】米ハワイ沖で2001年、愛媛県立宇和島水産高の実習船「えひめ丸」が米原潜に衝突され9人が死亡した事故で、原潜の艦長だったスコット・ワドル氏(61)は8日、遺族らに向けた書簡を公表した。書簡は事故から20年を迎える9日付。「事故の責任は自分一人にある」とし、遺族らへの謝罪の言葉を記している。

 ワドル氏は「衝突は回避可能だった。それを防ぐべき艦長としての責務を怠った」と自身の責任に言及。遺族や負傷者、乗組員らへ謝罪するために書簡をつづったと説明した。