NY市の教員60%「離職したい」 リモート授業の対応巡り

 ニューヨーク市の公立学校の教師のうち60%が、教育局や市のコロナ禍の対応が不十分と感じ、「離職したい」と考えていることが分かった。amニューヨークが3日、報じた。

 この調査は教職員組合が20年12月15日から29日まで、教員を対象に実施したもの。その多くが、「リモート授業環境は万全」とデブラシオ市長や教育機関が報告していることについて、「実情はワイファイとデバイスが行き届いていない学校が多い」と回答。また人員不足もあり「安全性が確保された学校環境には程遠い」との声が寄せられている。

 市教育局(DOE)広報担当のダニエル・フィルソン氏は「教師の離職の増加を阻止すべく、学校職員のサポート、および育成に努める」と述べている。

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