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1985年に38歳で死去した洋画家有元利夫さんの版画6作品の偽作が流通していたことが9日、有元さんの遺族や専門家でつくる「有元利夫作品鑑定委員会」への取材で分かった。
同委員会によると、偽作が見つかったのは、80年から83年に制作された「赤い部屋」「MAGIC 占いの部屋」などのリトグラフ。偽作が確認されたのはほかに「蒼い風」「MAGIC 遊戯の部屋」「MAGIC 雲の部屋」「遊戯」。同委員会は、対象の6作品の購入者から依頼があれば、無料で鑑定し、真作には「作品登録証」を発行するという。
有元さんは、女神などをモチーフとした静けさが漂う作風で知られる。
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