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海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」が高知県足摺岬沖で貨物船と衝突した事故で、潜水艦が海中から浮上する際の艦内の報告や指示が不適切だった可能性があることが10日、政府関係者への取材で分かった。海自は、潜水艦の航行で最も危険とされる浮上での安全確保のため、周囲の船舶を多重にチェックする手順にしている。第5管区海上保安本部(神戸)や海自の事故調査委員会は当時の艦内のやりとりを調べる。
5管が神戸港で相手の香港船籍の貨物船「オーシャン・アルテミス」を調べた結果、船首下部の球状の突起部分「バルバスバウ」付近に擦り傷が広がり、へこみや一部に亀裂があることを確認した。
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