40%の有権者が「NY知事をリコールしたい」
調査結果まとまる
ニューヨーク州のクオモ知事(民主)の任期は2022年11月に満了する。ところが40%のニューヨーカーが、「できればリコール(解任請求)したい」と考えているという調査結果がまとまった。9日、ニューヨークポストが報じた。
この調査はゾグビーが有権者810人を対象に2〜5日に実施した。リコールに反対とした回答者は42%だった。許容誤差は3.4%ポイント。ニューヨーク州ではリコール制度がないため、仮定の質問となっている。
一方、同調査では、61%がクオモ氏を好意的に受け止めており、高い人気を維持していることも明らかになった。職務遂行については55%が「良好」、コロナ対応を巡っては56%が「支持している」と答えた。
クオモ氏は知事就任からすでに10年。高い人気と1600万ドルの選挙資金を背景に、再選を目指す意向を示唆している。これについては、41%が反対と答えており、47%が「別の知事を望む」としている。ただ、出馬が予想されている共和党のエリサ・ステファニック下院議員との対戦では、49%がクオモ氏有利とみている。また、レティシア・ジェイムス州司法長官が予備選に立候補した場合でも、クオモ氏が勝つとみる回答者が65%だった。アレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員の場合は、67%がクオモ氏の勝利を予想している。