NBC、森氏に最後通牒突き付け 五輪に絶大な影響力
女性蔑視発言で批判された東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が辞意を固めた。米主要メディアは11日、日本メディアを引用し大々的に報じた。国内独占放映権を長年持ち、五輪に絶大な影響力を持つNBC(10日付)のオピニオン記事が最後通牒になったとの見方が広がっている。
記事は「森氏は五輪の聖火を降ろした」とした上で「性差別の舞台は、日本でもオリンピックでも長く続いており、森氏は世界に向けて、その幕を開けた。性差別発言で職を失うのなら今だ」と辞任を求めた。ウォール・ストリート・ジャーナルは森氏による過去の問題発言を紹介。辞任により「開催への不透明感が増している」とした。