屋内飲食に対する不安感を緩和 心理学者からのアドバイス
新型コロナウイルスの変異種が米国内でも拡大するなか、ニューヨーク市では12日から、レストランでの屋内飲食が再開される。ある調査によると、昨年の夏、米国人の80%が、屋内飲食に不安を感じていたという。
10日付のゴッサミストが、地元の心理学者による、不安緩和のための最良のアプローチを紹介している。ニューヨーク大学(NYU)のバリー・コーエン教授は、社会恐怖症を緩和するための基本的な方法は、段階的に変化に直面していくことだと話す。
最大収容者数を25%から50%、75%へと徐々に引き上げていくことは、日常に戻るのに望ましいステップだという。市立大学(CUNY)バルーク校および大学院センターのキャサリン・グッド教授は、「今、この瞬間」に意識を集中させるマインドフルネスや瞑想が、ストレスの軽減に役立つと考えている。マインドフルネスに基づくストレス低減技術が、恐怖や不安の緩和を助けるとの研究結果もある。様々なアプリがあり、すぐに始められる。
NYUのエミリー・バルセティス教授は、安心して屋内飲食を再開するために、①感染リスクが、美味しい食事や友人との会話といった見返りに値するかを検討、②外食を決めた場合、マスクの着用、手洗い、事前のCOVID検査、③予備マスクや外で待つ場合でも快適な服装など、万が一に備えた準備として、3つのステップを勧めている。