【ワシントン共同】米議会襲撃を巡る共和党のトランプ前大統領の「反乱扇動」の責任の有無が問われた上院の弾劾裁判は13日、トランプ氏に無罪評決を言い渡した。支持者らをあおって襲撃を引き起こしたとの批判が高まったが、採決で、扇動を認め有罪にするための賛成票が必要数の出席議員の3分の2に届かなかった。トランプ氏は大統領経験者として初となる2回目の弾劾裁判で再び無罪となった。
民主、共和両党が同数の上院(定数100)で、共和党から7人が造反して賛成に回り、賛成57、反対43だった。トランプ氏は無罪評決を受け歓迎する声明を出し、再起を期す考えを表明した。