米、WHO調査結果に懸念と疑問 情報開示要求、中国は反発

 【ワシントン共同】米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は13日、新型コロナウイルスの起源解明を目指して中国湖北省武漢を訪れた世界保健機関(WHO)国際調査団による初期の調査結果に「深い懸念と疑問」があるとする声明を出した。中国に対し「発生初期からのデータを公開しなければならない」とし、情報開示を求めた。

 これに対し、在米中国大使館の報道官は13日に談話で「新型コロナに関する国際協力をひどく損なってきた米国が、WHOや誠実に支援してきた国々を非難している」と指摘。「米国こそ責任ある態度を取ることが望ましい」と反発した。

中国・武漢の空港で取材に応じるWHO国際調査団員=2月10日

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